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フランケンシュタイン 2

生まれたてのクリーチャーがあまりにも赤ん坊そのものだったから、見捨てたヴィクターに「自分で作ったものに責任を持てよ!」と原作を読みながらそれはそれは腹が立った。
そして舞台上のJLMクリーチャーは、原作の通り無垢な赤ん坊だった。
多少不気味な容姿ではあっても、生まれ落ちた時から徐々に成長していく過程を見ていたらそりゃあ情も湧くよね。可愛くすら見えてくる。
おまけに創造主のヴィクターが人でなしだから、その対比で余計にJLMクリーチャーが哀れに思える。観ている側は容易にその心に寄り添うことができる。

そしてBCクリーチャーなんですけど・・・。
あのー・・・なんというか・・・そのー・・・。
ベネディクト・カンバーバッチの手って『性的』だよね?

・・・太字にしてみました。
最初のシーンは母親の胎内でうごめく胎児のイメージなんだろうけど、なんともセクシー。
あれはもういっそ「愛撫」って言っちゃっていいよね?いいよね?
JLMに比べて、BCクリーチャーはそういった性的イメージが強かった気がする。
女クリーチャーとの夢の最後のシーンも、JLMクリーチャーの時は全く気がつかなかったのに、BCクリーチャーでは「あっ!今のって・・・」とハッとするほど直接的な表現だと思ったし。
それが関係するかどうかは分からないけど、BCのほうが「成熟した生物」だなと感じました。それから「理性的な」とか「ノーブルな」とかそんな形容詞も浮かんだ。
言い換えるなら「やんちゃな末っ子」JLMクリーチャーと「思慮深い長男」BCクリーチャー。みたいな。

やんちゃな末っ子・JLMは開けっぴろげで、その感情はストレートに響いてきてとても理解しやすい。
でもね、BCは実を言うと私はよく分からなかった。
最初から最後まで頭の中で「?」が出っぱなし。ベールが一枚目の前にあるようで、その姿がはっきり見えないの。
未だになんでこんなこと感じたのか分からない。単に私の感度が悪いせい、理解力がないからなのだろうか。
それから終わってから思ったんですが、BCクリーチャーの「目」が見えなかったな、と。
見えてたけど印象が薄かった・・・?のかな。これも自分で不思議なんだけど。
本編が始まる前のメイキングでの、BCクリーチャーがヴィクターを後ろから羽交い締めにする場面。
BCの視線はヴィクターから外れてるように見えるけど、ちゃんとその視界には捉えている。
そういうのが、野生の動物のようでおもしろいなと思って、他の場面でも同じようにするのか気になったし、極力その視線を追ってたと思うんだけどなあ・・・。
JLMクリーチャーは、そんなにキラキラした目をしていていいのかクリーチャーなのに・・・って何度も思うほどその目を見てたんだけどなあ。
絶えずクリーチャーが動いてたからかなー。カメラワークのせいかなー。それともJMLより薄い瞳の色のせいかな-。

ああ!もう一回みて確かめたいよう!

印象に残らないと言えばJLMヴィクター。
なんでそんなに薄味なの・・・。
この脚本はBCヴィクターくらい灰汁が強くないと、ヴィクターっていう人物は浮き出てこないんじゃないの。なにしろヴィクターがどういった人物かが描かれている原作の前半部分をバッサリ切ってあるんだもの。
前日にインパクト大のBCヴィクターバージョンを観ているから余計にそう思うんだろうなあ。

もう少し塩を!塩を振ってください!醤油でも良いです!
そう声を大にして言いたい。こちらのバージョンについては。

BCの身体能力・表現力が素晴らしいのはあちこちで語られているから、何か言っても今更感だよね。
「ホーキング」の時から「この人天才じゃないかしら」と思ってたし。
「この筋肉が動かない時はこちらの筋肉がサポートしてこういう動きをする」っていうのを頭で理解して、さらにそのように動かすことができるんじゃないのか、彼は。
凄いね!ベネディクト・カンバーバッチ!


そして・・・そして・・・完全に蛇足ですが。

まじめに観ていたんですよ。本当です。JLMクリーチャーとはどう違うのか?
生まれ落ちたBCクリーチャーはどう・・・どう成長を・・・

あっ!危ない!
いやいや・・・ちゃんと覆ってるから大丈夫・・・。
!!
そんなに激しく動いては・・・あああああ。
カメラマンよ、なぜうつぶせの状態を後ろから、更にローアングルで撮る・・・。こぼれたらどうする・・・。見えてしまうだろうが・・・!

大体こういった心理状態で初めの部分を観ていたことを報告いたします。


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