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ホロウ・クラウン その2

ホロウ・クラウンが「リチャード三世」に入りました。Part 1です。
リチャードがセクシーで美しいなと思いました。
そして声がスゴく素敵。ちょっと低めに発声してるのかな。
やはり舞台で活躍すべき人なのかもねえ。
でも、彼の表情の豊かさ・細やかさは観客席からではしっかりと見えないだろうから、それはとてももったいないし。


リチャードが残虐な人間なのは、彼が異形であったためか?と思ったけれどそんなこともなかった、と前回書きましたが・・・やっぱりそうだった。(くどい)

異形に生まれついたものは忌まわしい存在だと、そんな自分を否定する世界など愛せようはずもない。
ただ、彼が憎悪する世界には、彼自身も含まれているように思えてならない。
彼の心の内は、画面を通り越して直接こちら側に語られるけれど、まだ言葉になっていない深みには憎しみ以外の感情もあるのではないのか。
そんなことを感じさせるベネさんのリチャードでした。
Part1を見た限りでは、リチャードがただ狡猾で残忍なだけの人物には思えない。
演じる側がどう解釈するかでかなり印象が変化しそうな役だなと思いました。


 
この顔好き~。
シャーロックの時もこんな顔してましたね。




アンと森で別れた後のシーン。
口にする言葉とは裏腹に涙を流すリチャード。
ここ、涙が流れているのは分かるものの、画面が暗くてリチャードの表情が見えないんですが、画像を明るくしてみるとこんな顔してた・・・。
舞台だと見逃してしまうかも。
こういう演技が、ベネさんのリチャードがただの悪役ではないと感じさせる所以ではないかと思うんですよ。
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