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ホロウ・クラウン その4

「ゲーム・オブ・スローンズ」と並行しつつ、途中「超高速!参勤交代」で殿様に癒され、「シン・ゴジラ」では日本人男性のYシャツ姿に萌えを感じ、しかしながらなんだかんだで2回観ました「ホロウ・クラウン」。
2回と威張ってみても、リチャード三世のパートだけですけどね!
人間関係がわからないな、と思って系図を作ってみたんですが、薔薇戦争っていうのは身内同士の血で血を洗う戦いだったんですね。
今更何言ってんだって感じですが、ほら、私日本史選択だったから・・・。


謀略を巡らせて邪魔者を消し、権力を手に入れるも長くは続かず、また次の王が玉座に座る。

  祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響あり
  沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす
  驕れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し
  猛き人もついには滅びぬ ひとへに風の前の塵に同じ

「平家物語」の冒頭ですが、これを思い出しました。 
洋の東西を問わず、歴史というのはこうやって作られていくのだなと。

「ハムレット」の時と違って、日本語字幕が付くし、繰り返し観ることができるしで、すっかり油断してあまり予習をしなかったんですが、やはり本を読んでおけばよかったなあ。
私は文章を読んで頭の中に空間を広げるという作業が苦手です。想像力が貧困です。きっと右脳が仕事してないのです。「ハムレット」を読んだ時も目が滑る滑る。
「リチャード三世」も決して楽しく読めるとは思えないんですが、テレビ用にセリフを変更したところなどを確認したかった。
それとですね、予習不足ながらもリチャードは残虐で恐ろしい人物であるという認識だったんですが、ベネ版リチャードはちょっと違うんじゃない?と思ったので。
比較のためにまっさらな状態で本を読んで、自分なりのイメージを作っておけばよかったかも。
他の人が演じたリチャード三世とも比べてみたいと思うけど、ハムレットの時と違って映像がないんだなー。イアン・マッケラン氏の「リチャード三世」ご近所ではレンタルされてなかった。残念。
舞台だとマーティンがやっていたそうですが、これも見る機会はなさそう。
イギリスはさー、もうちょっと自分の国の文化を諸外国に売り込めばいいと思うよ?手軽に舞台を見られるようにしてよ。DVD販売しよう?ね?

さて、私はベネリチャードからは「恐ろしさ」よりも「哀しさ」を強く感じました。哀れな、とか痛々しい、とかそういう感じ。『祇園精舎の鐘の声・・・』もそこからの連想ですね。
「第4の壁」を破って、人を嘲笑いながら独白するリチャードだけれど、時にその嗤いは自分にも向いていたような。

そして幾つかのセリフのないほんの一瞬、そこだけ切り取られたような空間を感じました。例えばアンとの会話の後、エリザベスとの会話の後。
似たような感覚が「ハムレット」の墓堀り(道化)の出てくるシーンを読んだときにもあったんですが、「リチャード三世」では道化は出てこないですよね。
あの一瞬、リチャードはリチャードであり、道化であり、狂言廻しであり、もしかしたら第4の壁すら超えた存在としてベネさんは演じていたんではないだろうか・・・というのは考えすぎかしら。
そこから感じたのが「リチャード三世の哀しさ」なのかな、と。
そして、この感覚はラストのどこまでも広がる死者、戦争の虚しさへと繋がるのではないでしょうか。



・・・などと言いつつも自信がありません。
ベネさん可愛さに、リチャードも必要以上に贔屓目に見ているのではないか?と疑心暗鬼です。
ねじくれた背骨でさえ「彫刻みたい♡」って思いましたしね。
他の「リチャード三世」を見て比べてみたーい!

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4 Comment

やっと観ました

ベネディクトのリチャードを日本語字幕付きで観たい一心でHuluに入ったというのに、話がグロくて怖いのと、BBCでの放送時と違い約45分で1話という妙な編集にイラついたのとで、昨日になってようやく最後まで観るというていたらく。という有様でこういうことを言うのもなんですが、

ベネディクトのリチャード、良かったですね〜♡ 俳優本人はすごくいい人っぽいのに、ひとでなしの役をやらせるとどうしてこんなにぴったりなんだろう。ああ、マーティンのリチャードと見比べたかったなあ。

>今更何言ってんだって感じですが、ほら、私日本史選択だったから・・・。

私なんか世界史選択だったはずなのに、毎度の予習が新鮮なこと新鮮なこと。おほほほほ。

無題

グロいし怖いですよね!
生首を手にみんなで和気あいあいとか、人が木につるされている下で和気あいあいとか。
クラレンス公が、刺された後にさらにバケツの水で溺れさせられるという殺され方をしたのを見て、うへえ・・・と思いました。
あれは史実に忠実なんでしょうか。ざんこくー。

やっぱりマーティンと見比べてみたかったですよね?
マーティンリチャードはかなり怖いと聞きました。
今後見られる可能性はないでしょうかねえ。なんとかならないものか・・・。

>私なんか世界史選択だったはずなのに
もうそんなの何年も昔のことだからしょうがないんですよ。
学生だったのは遠い遠い過去の話だから・・・。

もののあはれ

WINTさん

私も他の「リチャード3世」見てないので見たいですね〜
でもきっとそう思っていれば必ずチャンスにめぐり合えると思ってるんですどね!
何と言ってもシェイクスピアですから、きっと!

<<ベネリチャードからは「恐ろしさ」よりも「哀しさ」を強く感じました。哀れな、とか痛々しい

あのお話だと、みんながみんな人殺しで恐ろしいし、リチャードが幼い甥たちを殺したところも
あったのかなかったのかわからない描き方だった(もはや記憶にないです)こともあったとは思いますが、
ベネディクトさんって「哀れさ」を演じたら世界一ではないかと私は密かに思ってるんです。
(褒めてる)最初は「Starter10」のワッツ先輩の哀愁、後STIDのカーンの劣勢になって
最後地球に突っ込むあたりの可哀想さ、チューリングもそ存在そのものが哀れだったし。

最初に見た「シャーロック」からは想像もできませんでしたけど、
3のラストや「花嫁」でじわじわとシャーロックも哀れに見えてきました。

無題

そうそう!ワッツ先輩ですら哀愁が!
カーンの最後の表情も悲しかった。ヴィランであるのにその背後に悲しみを漂わせているんですよね。

<<「哀れさ」を演じたら世界一ではないか
本当に!!
本人はあんなに人のよさげな明るい感じなのに不思議ですよねえ。
集中して見れば見るほど悲しくなるので、明るい役をたまにはやって欲しいです・・・。ツライ・・・。
シャーロックもS4では追い詰められてにっちもさっちもいかなくなるのではないかと見る前からハラハラしてます。

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