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カササギの話

私のファン歴は1年ですから、すでにファンの間では周知の事実も「初耳」なことが多いのです。
なので、そんなの前から知ってるわ!とお思いの方もいらっしゃるでしょうがおつきあいください。

というわけで・・・「カササギ」です。

モリアーティがロンドン塔で王冠を強奪した時のBGMがロッシーニの「泥棒カササギ」であり、パン屑やクッキーが入っていた封筒のシール(封蝋)が「カササギ」であることから、「カササギ」がモリアーティの紋章だと言われていたんですよ、と先日教えていただきました。
また、ジョンとメアリーの結婚式の時のカードにも「カササギ」が使われていたので、メアリーがモリアーティの一味ではないかという予想もあった、と。

へーおもしろーい。
早速DVDやらネットやらで確認作業。

カササギは、カラスの仲間で、大変頭のいい鳥です。
哺乳類以外で初めて鏡に映った姿が自分であると認識することができた生き物です。
「賢い」ってところが、モリアーティを象徴するのに選ばれた一因でしょうか。



シールはロッシーニのジャケットそのままなんですねー。
ロンドン塔でのシーン、明るく軽快な曲調とモリアーティのコミカルな動きが相まって、彼の不気味さとかわいらしさが表現されているなと思いながら見てましたねー。

キューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」との関係について書かれている記事も幾つか目にしました。
 
「時計仕掛けのオレンジ」の主人公アレックスが女性宅に押し入り、彼女を男性器を象ったオブジェで撲殺するシーンのBGMとして使用されたのが「泥棒カササギ」。
この作品は大昔に見たんですけど、気持ちがずっしりと重たくなるような内容だったということだけで、細かい所までは覚えてなかったんですが・・・。

二つのシーンを並べてみました。
モリアーティの消化器を持ってガラスを割るシーンは、「時計仕掛けのオレンジ」のオマージュであると書いてた方がいたんですが、こうやってみるとそうとしか思えないですよねえ。
だとしたら、ここは「コミカル」でも「可愛らしい」でもないじゃないですかー!
消化器は男性器を象徴しているのだろうし、それでもって “SHERLOCK” と書かれたガラスを突き破って粉々にして割ってるんですもん。
 
シャーロックにペニスを突き立てて、とことん辱めたい、屈服させたい、破滅させたい。
粉々になるほどに。
そしてその延長線上にはシャーロックの死。

SPでも、モリアーティのシャーロックに対する粘つくような感情が見えましたが・・・うわあ。
「泥棒カササギ」という曲は、モリアーティの禍々しさ、狂気を際立たせるんですね。
いや、でも、このモリアーティの感情は、狂気に充ち満ちているけど一種の「愛」でもあるのかも。
シャーロックからしたら「ノーサンキュー」でしょうけど。



そしてもう一つの「カササギ」。



結婚式のあちらこちらに「カササギ」が。

「ライヘンバッハ・ヒーロー」ではあまりいいイメージでは使われてなかったのに、結婚式でどうしてこんなに出てくるの?
モリアーティとメアリーの関係を示唆してるから?
それはS4までお預けな訳ですけども・・・。

それとは別に、もしかしたらカササギ自体におめでたい「縁起物」的な意味があるのかもね-、と調べましたらですね。
でるわでるわ。

*カササギは悪魔の血の滴を、その舌の下につけて運ぶ鳥。
*ヨーロッパでは不吉の鳥とされている。ノアの箱船に乗らず、人間が洪水で溺れるのを、 
 空のうえからケラケラと笑いながら眺めていたけしからぬ鳥となっている。
*魔女が外出するとき、カササギに姿をかえるという伝説が、北欧にある。
*フィンランドにはカササギは悪魔が創造した鳥で、その後神が認めたという伝えがある。
*フィンランドには、カササギは神の意志に逆らって人に翌日死ぬことを告げたので、
 神はその禁を忘れさせないためにと舌を抜き、長い尾をつけたという由来譚(たん)がある。


カササギのイメージ、最悪じゃん!!
どう考えても結婚式に使う鳥じゃないでしょうよ!

どうやらこの鳥がまだら模様なのが邪悪である!と考えられていたようです。
上記にもあるように洪水で溺れている人間を笑ったり、キリストの死を悼むのを拒否したりしたので、罰としてあんな模様になったんだ、と。
それに鳴き声もけたたましくて、ちょっとうるさい。
それも忌み嫌われた理由のひとつかもと思いました。

アジアでは反対に縁起のいい鳥とされているらしいので、所変わればって感じ。
織り姫・彦星もカササギのお陰で一年に一回逢瀬を楽しめるわけですしね。


で、改めて「なんでだ」と思うわけです。

「ライヘンバッハ」でもう一カ所「カササギ」の出番があったよ、というのを見つけました。
ジョンがシャーロックのお墓に来たシーンです。
このシーン、確認したんですけどどうでしょうかね。小鳥のさえずりとカラスっぽい鳴き声は分かるんですけど、カササギの声は・・・してるかなー。
シャーロックのアップのシーンで聞こえてる鳥の声がカササギなのか?
そうだとはハッキリと言いきれないですが、でも、この指摘をみてもしかしたらモリアーティだけでなく、シャーロックも「カササギ」なのかもしれないなと思いました。
モリアーティ曰く “ You're me. ” ですしね。

白と黒のまだら模様は「光と影」「聖と邪」、もしくは「天使と悪魔」が入り交じったものなのでは。
ジョンとメアリーの結婚は、二人が主役ではありますが、シャーロックにとってもターニングポイント的な大事な儀式でしたでしょうし、場のあちこちに「シャーロック」が居てもおかしくないんじゃない?

さて、「SHERLOCK」でちょくちょくモチーフとして使われるマザーグースにも「カササギ」が出てきます。

One for sorrow,
Two for luck; (or mirth)
Three for a wedding, 
Four for death; (or birth) 
Five for silver,
Six for gold;
Seven for a secret, 
Not to be told;
Eight for heaven,
Nine for [hell],
And ten for the devil's own sell 

時代とともに歌詞は変化しているようで、違うバージョンもありますが、こちらは割と古いものだと思います。
You tube では新しい歌詞になってますが、「
I Saw Eight Magpies 」というタイトルで探すとありますよ。

「一羽で悲しみ 二羽で喜び」って・・・うわーん!シャーロックぅ!
「三羽で結婚」ううううう・・・シャーロック・・・。
そして、「四羽」!意味深!
どうなるS4!

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ヘイミッシュとスコット

そういえば「SHERLOCK」を見ていてこんなことを考えてたな~・・・と、ふと思い出した話。


S3E3「最後の誓い」でのシャーロックのセリフ

“ William Sherlock Scott Holmes.
  That's the whole of it.
  If you're looking for baby names. ”

ここのところイティハーサみたーい。



「イティハーサ」はぶ~けで連載されていた古代日本を舞台にしたファンタジー漫画。
この中の設定で「真名を知られるとそれを知っているものに強制的に従わせられる」っていうのがあった。
本当の名前(真名)はむやみに人に知られてはいけないのだ。
真名については、他の作品でも見かけるから(元はなんだろう?ゲド戦記かな?)目新しい話ではないんだとは思うけど、この水樹和佳さん(現在は和佳子さんですね)の漫画はストーリーが面白くて未だに印象深く残っている。
「真名を知られると・・・」って話が出てくると「イティハーサじゃん!」って反射的に思っちゃうのだ。

本当の名前を知られると、それを知った相手に従わなければならなくなる。そう言ったリスクを承知のうえで自ら名乗りを上げるってことは、その相手が信頼に値するってことだ。
自分のすべてを、命すら預ける覚悟があるってことだ。

それが頭に浮かんだので、シャーロックがジョンに自分の名前を教えたって言うのはものすご~く重大な決心を持ってのことじゃないのか、だとしたらこの後の展開が怖いじゃないか!と。

おまけに。
その名前を君の子供に、とまで言ってしまうシャーロック。
まるで死に逝く人が自分のすべてを相手に託そうとしているよう。

あれっ!?シャーロック死んじゃう!?
そりゃあお兄ちゃんが「持って6ヶ月」なんて言ったけど、そんなことにならないでしょ?
なんでそんな悟りきったような、慈母のような笑みでジョンを見るんだよう!やめてー!


・・・と、season4が決定してるのを知ってるにもかかわらず、動揺しまくりながら見てた思い出・・・。
そして速攻で戻ってくる飛行機に腰砕けになった思い出・・・。
懐かしい・・・。


ところで、この「名前を相手に告げる」はジョンのほうが先でした。
“John Hamish Watson,
 just if you were looking for baby names.”

「ベルグレービアの醜聞」でシャーロックとアイリーンにほとんど無視されてヘソを曲げたジョンが言ったセリフです。
コレを踏まえての「最後の誓い」でのシャーロックのセリフなんでしょうね。同じですもん。
しかしジョンが先に告げたとは言え、正確にはこの時点ではシャーロックが実力行使で調べ上げて、ジョンのミドル・ネームは謎ではなくなってるので、シャーロックの時のように劇的でもなんでもないですけども。


「ベルグレービア」ではもう一つ、seasonをまたいだ二人のやり取りのきっかけとなるジョンのセリフがありますよね。
 
“ In which you enumerate 240 different types of tobacco ash.
  Nobody's reading your website. ”
『“タバコの灰 240種の一覧” なんて誰が読む?』

この時のシャーロックの表情、大好きです。
唇が「ちぇっ」って言ってるみたいに小さく動くのがふてくされた子供みたい。

そして時を経て、 stag night でグデングデンに酔っ払ったシャーロックが言う “ I know ash. ” 。



この画像、貼るの2度目ですけどこの顔も大好きなもので・・・。
この時は腕をぶんぶん振り回して、これまた子供みたい。
ずーっとずーっとジョンに言われたことを気にしていたんだろうなと想像すると、可笑しいやら可愛らしいやら。



これらのことは、ほんの些細な、たわいもない、二人の会話の一部だと思います。
真名がどうの、なんてこともなく。

ただ、そこから想像するのは、たわいもない会話だとしても記憶に残るくらいシャーロックには大事なものなんだろうと言うこと。
二人が出会ってからの、ジョンがシャーロックに掛けた言葉はシャーロックの中に残り、それが今のシャーロックを形作っていっているのだろうな、と「最後の誓い」を見たあとに思ったわけです。

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁 3

4週間のお祭りが終わってしまいました。
もう世間様的には話題にするのは古すぎ?まだ大丈夫?


今回ジョンに怒られ、お兄ちゃんにも怒られ・・・だったオーバードース気味のシャーロックでしたが、あれは自分の意識がコントロール出来るか出来ないかの瀬戸際まで行く必要があったんだろうなと思ってる。そうじゃないと、モリアーティはマイパレの最下層に拘束服でしっかり繋がれているからね。
でも以前にも危なかった時があったようだから、ほどほどにしとき!っておばちゃんは思うよ。カラダ大事にね。お兄ちゃんもハラハラしとるよ?

そして、そんなわやわやになっているシャーロックの意識が
“It helps me if I see myself through his eyes sometimes. I 'm so much cleverer.”
なんて気弱なことを言わせちゃったのかな。普段のシャーロックならこんなこと言わない。よね?

いつもなら言わない、と言えばワトソンの畳み掛けるようなシャーロックへの「衝動」に対する問いかけ。
これも、ジョンらしくないな~とあの場面を見ながら思った。
箍が外れて自由になったモリアーティも、アイリーンを思い起こさせるようなセリフを口にする。
感情だのなんだのは自分にとって邪魔になるだけで必要ないっていうけど、シャーロックの中に存在しない、ってことではないんだろう。
自分の心の中のこととは言え、ずーっと奥深くには自身で把握しきれてないこともあると思う。そういった所がワトソンやモリアーティを通してちらちらと見えたなという感じ。
精密機械に一端砂粒が入り込んだらどうなるか?
シャーロックという人はとんでもなく脆い人間なのではないかと、ザワザワと落ち着かない気持ちになってしまった。
S4・・・大丈夫か。弱い部分をチクチクと攻撃されて、シャーロックはボロボロになってしまうんではないのか。

マインド・パレスのモリアーティはモリアーティなんだけど、やはりシャーロックでもあると思う。
S2E3での “You' re me.” というセリフから、二人の間になにかしらの共通項を見いだしたのだろうけど、その部分が今はモリアーティの顔をしてマインド・パレスの深いところにいるのでは。
元々マインド・パレスは記憶されたデータ保管庫で、味も素っ気もないものだったのだろうけど、ジョンや他の人たちと関わりが出来るうちに、無味乾燥なただのデータにインデックスとして顔を与えたのかなと思う。意識的なのか無意識なのかはわからないけど。
モリアーティであり、シャーロックの「怪物」的な部分であり(それからシャーロックが不必要と考えてるノイズのような「感情」の部分も含まれているかも)なマイパレ内のモリアーティは、今回の映画の中でライヘンバッハの滝に落ちていったけれども、すっかり消えてなくなったわけではないだろう。精神の一部を完全に消すって不可能だと思うんだよね。「人が死ぬ」って言うのとは違う。
今後もでてくることがあってもおかしくないよな~と思う。
でもその時はモリアーティの姿ではなくなっているかもしれないけどね。


わやわやなシャーロックのマインド・パレスでのマイクロフトの奇怪な姿はちょっとかわいそう。なんでそんなにお兄ちゃんにツンケンするのだ、この弟は。
なにかしら二人の間には確執があるようだけど、S4で詳しい話が出るのではないかな~。

マイパレ内でのマイクロフトの役割は、「コントロール」だろうか。それはまた現実世界でも同じと言えるだろう。
しかし今回の映画での、弟に対するマイクロフトを見て、本当ならばシャーロックを正しい方へ導くジョンのようなポジションにいたかったのでは・・・とふと思ってしまった。
それをしないのは(できないのは)、越えられない壁として弟の前に立たなければならないから。生きることに倦んでしまった弟の中の「怪物」が出てこないように。マイクロフトは敢えてそういう役を演じているのかもしれない。


そして、前回書きました “It's landing.” の話。
最終話でマイクロフトが言う「Englandがお前を必要としている」だとか、“M” のサイン入りの手紙を見て出かけるメアリーにハドソンさんが「友達って誰?」と聞くのに「England!」と答えたりだとか、『 The Diogenes club』の文字がパタパタと組み替えられてまるでアナグラムのように(本当は違うけど)『Absolute silence』の文字が浮かび上がったりだとか、“landing” が “Ingland” で = “England” =マイクロフトなのは結構いい線いってるんじゃないのー、と一人悦に入っているのです。ふふふ。

さらに「モリアーティが次に何をするか」の話。
映画内でリコレッティ事件のあと、同じような事件が起こると死んだ花嫁が犯人だというふうになったからねー。
モリアーティの模倣犯が出てくるのか?それこそモリアーティは人々の中で亡霊のような存在となるのかな。

そして、赤ひげ!
シャーロックが「自らこうなった」のも、兄弟仲が(特に弟が)ギスギスしているのも、やはり赤ひげのことが原因だろうなあ。
まるで修学旅行で枕を並べた男子高校生の「お前、アイツのことが好きなんじゃないの」的な会話のあと(←ちがいます)、物音に気づいたシャーロックが “red beard” と呟いているとMistyさんのブログで教えていただきました。
一体、何があったのか。

すべてはS4で・・・なのね!!

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁 2

ホームズ「僕はお前が死ぬのを見た。なぜ、死んでないんだ?」
モリアーティ「Because it’s not the fall that kills you. It’s the landing.」

よくお邪魔するMistyさんのブログで、この2人の会話の解釈を読ませていただきました。
(今回の記事中にあるセリフもMistyさんのブログより転載させていただきました。ありがとうございます。)
その解釈とは別に、私が不思議に思ったのは、ホームズが言っている “you” はモリアーティ、モリアーティの言っている “you” はホームズ、というふうに読めて、かみ合ってないよね?ってところ。

なぜ、モリアーティは死んでいないのか?との問いに
なぜならホームズを殺すのは fall ではないからだ。それは landing だ。と答えている、ように見える。

変だよね?
気になって私なりに考えてみたけど、何重にも意味が重なってて、すごく分かりづらいんだ、これ。


まずは、このモリアーティは「ホームズのマインドパレスの中のモリアーティ」だから、ホームズ自身とも言える。そう考えればこれは会話のように見えて、ホームズが自問自答しているのだ、とも解釈できるかな。
「落ちて死ぬ」と言えば、S2E3のシャーロックだとばかり思っていたけど、ホームズの世界で落ちて死んだのはモリアーティだ。この場面のモリアーティは頭を打ち抜いていたから、「シャーロックの世界のモリアーティ」だとばかり思っていたけど、これは「ライヘンバッハの滝から“落ちた”モリアーティ」でもあるのかも。マインドパレス内ではシャーロックでありホームズであるように、モリアーティも両方の世界のモリアーティなんだろうね。
で、最初に書いたように姿はモリアーティですが、中身はシャーロックですよ、と。
そう考えると、ここの “you” はモリアーティのことで、彼の死についてシャーロック&ホームズが考察していると・・・ああ、ややこしい!


それからお次は、やっぱり相手がモリアーティですから、相手と話がかみ合わなくたって気にしない!と言うことで、後半の “you” はシャーロック&ホームズだよ、の場合。
「なぜならホームズを殺すのは fall ではないからだ。」
そうだね。S2E3で落ちたけど死んでないもんね。
じゃあ、シャーロックを殺すであろう “landing” ってなんだ。

この後、シャーロックののった飛行機が着陸するので、ちょっと意味ありげに匂わせて、ただこのシーンにつなげるためのセリフなのかとも思った。
眠りの浅い時にTVやラジオから聞こえてくる音につられて夢を見ることってあるでしょ。きっと機内の放送で「当機は着陸態勢に入りました」とか言ったと思うんだよね~。それで “landing” って単語が出てきたのかと。

いや~、でも、他になにか意味ないかな。 “landing” に・・・と、お昼ご飯を食べながらスマホで調べていたら実におもしろいことを発見しました。

こちらをクリック

真ん中あたりに「Anagrams  Ingland」とある。

更に上記の“Ingland” をクリックすると「Archaic spelling of England」って書いてあるじゃないですか!

 “landing” って単語の中には “England” が隠れているんですよ!
モリアーティは「シャーロックを殺すのは  “England” だ」って言ったのかもしれないよ!(“you” について考えてたはずなんだけど、違う方向にそれちゃった・・・)

じゃあ  “England” って何か。
 
またS2E3のように周りの人たち追い詰められるのか? “England” の国民に。
でも、シャーロックはそんなの気にしない人だしねえ。

・・・そういえば、「歩く英国政府」とか呼ばれる人物がいなかったっけか。シャーロックのすぐそばに。今回のスペシャルでは弟が心配で心配で、「Please」なんて言っちゃった人が。

もちろん、“kills you” と言ったって、言葉そのままの意味ではないとは思うけど。
でもここまで考えちゃったらもう、S4はぐっさぐさに心をえぐってくる内容にしか思えなくて、今からちょっと辛い。

ただ、シャーロックの「モリアーティは間違いなく死んでいる。もっと重要なのは、奴が次に何をするか、僕には手に取るように分かるということだ。」と言うセリフ。
次にモリアーティが何かを仕掛けてくるとして、その何かがもしかして “It’s the landing”だったっとしても、シャーロックにはすべてお見通し・・・なんだろうか。
安心して見てて大丈夫・・・なの!?


SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁

2~3日前から風邪っぽいなあ・・・と思っていたところ、昨日から背中がぞわぞわ。
シャーロックのために休みを取ったのにそりゃないぜ!

・・・ということで、微熱をおして見てきました。
咳もしてないし、ハナミズも出してないから周りの人にはご迷惑をかけていない・・・はず。自分がしんどかっただけ。
今も熱が下がらないけどね。
でも、ちょっと気になったところをまとめておきたいの!


バシン!バシン!と遺体に鞭打つホームズ氏が振り返った時、「イヤ~ん、カッコイーーーー!」と心の中で叫んじゃった。久しぶりのシャーロックだよう!
あと、シャーロックは本当にジョンが好きだなあ!っていうのが印象に残りましたね。当たり前ですね。本編でもイヤと言うほどそれは感じますが、スペシャルでもやっぱりそうでした。

それから赤ひげ。
S4でここら辺の話がやっぱりくるんじゃないだろうか。
シャーロックが今のシャーロックになったきっかけみたいなの。




映画を見る前にTumblrでこの画像の字幕が付いてないバージョンを見たんだけど、奥にいるのは誰だろうと思っていたらマイキーお兄ちゃんぽい?字幕なしだと、ホームズ家の3人目の兄弟かしら・・・なんて予想もしてたんだけどね。薬物依存に苦しむ弟を心配するマイキーお兄ちゃんかな?シャーロックが20才そこそこらしいから、髪が生えていてもおかしくないしね・・・。
以前、S4についてはだらだら~っと書きましたが(あれは的外れな予想かもしれないけど)、シャーロックの過去話はありそうだなと、改めて映画を見て思いました。


それから、これが今回一番気になってること!
一回しかみてないから違うかもしれない。でも書いちゃうけど。

映画の前にネタバレを読んじゃって、今回のシャーロックはビクトリアンではなく、彼のマインドパレス内の話だ、っていうのは知ってた。
でもさー、これさー、それだけじゃなくて、ちょっとSF要素入ってない?

シャーロックとホームズは別次元とか別の時代とかの、それぞれ違う人物なんだよ。
でも、マインドパレスでは繋がってるの。
なぜそう思ったかというと、ビクトリアンのホームズが現代のシャーロックのマインドパレスの人物だとしたら、ワトソンの戦場での様子とか、スタンフォードとの出会いとか、ホームズ氏との出会いとか、その辺の状況説明いるか?って思ったの。
モチロン、今回のシャーロックはビクトリアンですよ~って散々宣伝していたから、視聴者を騙すためには必要なんだろうけど。それを言っちゃあ身も蓋もない。
でも、最後のホームズとワトソンの会話もそういう設定だとしたら辻褄があうかなあ、と。

現代のシャーロックと、ビクトリアンなホームズと、それぞれの「現実との境界線が曖昧なマインドパレス」内のシャーロックとホームズ。
そして更に深く潜った「現実の世界とはハッキリ区別がつくマインドパレス」内のシャーロックとホームズ。
で、パレス内ではシャーロックもホームズも意識は融合しちゃってるの。融合したまんま、シャーロックのマイパレとビクトリアン・ホームズのマイパレを行き来してるんじゃないのかなあ。行き来しながらそれぞれの謎を解く鍵を探すって言うのが今回の話の一つの側面としてあるんじゃないのか。

まるっとビクトリアンの世界がシャーロックのマインドパレスであり、別個の世界でもあり、と。
なんたって「スペシャル」ですし、そんなお遊びがあったっていいじゃないか!と思ったんですがどうでしょうかねえ。
近々また見に行きますけど、「いや~全然違ったわ」と感想が変わるかもしれないですが。
今、熱がありますし。タダの妄想かもしれません。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2.20

ビクトリアンの世界がシャーロックのマインドパレス内の話だとしたら、逆にシャーロックの世界がビクトリアン・ホームズのマインドパレス内の話って言うのもアリかなあ。
ビクトリアンがなんだか最初からバタバタして「間」がないな~って感じて、なのにきっちりワトソンの戦場から話が始まってるから、時間が足りなさそうなのになんで?って思ったんだよ。
「シャーロック」を見てない人でも「シャーロック・ホームズ」は知っているだろうし、2人がすでに知り合いのところから初めても全然問題なかったと思うんだけど。(まあ、でも観客・視聴者としては「ここんとこ“シャーロック”の第一話でも見た!」とワクワクしちゃうわけですが。)
時間が押せ押せになっても、2人の出会いから始めたことには意味があるのかもしれないと思いました。
「シャーロック」ではなく、ここから始まるのは「シャーロック・ホームズ」だよ、という意味を込めて。

だから今回の話は
①ビクトリアン・ホームズの世界はシャーロックのマインドパレス
②シャーロックの世界はビクトリアン・ホームズのマインドパレス
③シャーロックとホームズは別の人間。マインドパレスは共有。
というふうに捉えられるようにモファット氏が創ったよ、ということでまとめていいかなー。
スペシャルだ-!お祭りだ-!ってね。
「少し」「不思議」でもいいんじゃない?って。

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