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つらつらつれづれ

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シン・ゴジラ

「シン・ゴジラ」をみました。
だってTLにおもしろーい!おもしろーい!って評判がドンドン流れてくるんですもん。

去年の春までは、つまりバッチ氏に心動かされるまでは、なんだか色々な欲望がなくなって悟りの境地のような心持になっちゃってたもんで、映画だってDVDがレンタルされたら見ればいいわー・・・って思ってたなあ。
でも、おうちでゆっくりDVD鑑賞もいいんだけど、大画面で、もしくは3Dで見ないと絶対損だって作品もあるよね。去年は「マッド・マックス」を映画館で見ればよかった!って後悔した。あと、「コードネームU.N.C.L.E」。
なので今年はそんなことのないように、心に引っかかった作品はできるだけ見に行こう!と決意したのです。
でもまさかゴジラを見に行くとは。
なんで今更ゴジラなのさ!って劇場予告を見た時は思ったのにさー。

春に見た「オデッセイ」、よくあるストーリーを盛り上げるための「ひとり抜け駆けしていい目を見ようとする人」とか「嫉妬心から他人の足を引っ張る人」とか、そんなトラブル・メーカーが全く出てこなかった。
出てくるのは「自分のすべき事をベストを尽くしてやる人たち」だけだ。
そういうった人たちの努力がラストに向かって一直線に向かっていくのが、見ていて清々しかった。

「シン・ゴジラ」もそれに近いなと思いました。
でも「オデッセイ」で活躍したNASAのエリート達よりも、もっと身近な人たちが頑張ってるって感じ。
だって舞台が東京だしね。
もちろん、中心となってリードしていくのは日本のエリート達なんだけど、彼らはもしかしたら小学校で隣のクラスだった○○君だったり、隣の老夫婦の一人娘だったりするかもしれない・・・って妄想も捗るってもんだ。
で、そういう人たちが問題解決のために黙々と行動する。「お涙頂戴」的な余計なものは一切ない。
恋愛とか家庭の危機とか、そういうのを入れたほうがいいという案があったそうだけど、庵野監督はバッサリと却下したそうな。
最初から最後までずっと肩に力入りっぱなしの緊張しっぱなしで見てたんだけど、そんな張り詰めた中に愛だの恋だのウエットなものが差し込まれなくて本当に良かった。
そんなのなくても面白いものは十分面白いんだよ!

日本で作られる「非日常」を題材とした映画等は、嘘臭さが鼻についたり説得力がなかったりで、あまり好きじゃなかった。映像のクオリティが低くて、子供騙しだな・・・と思うこともある。
前者に関しては失礼ながら、俳優さんたちの演技力不足なのか?と思ったこともあるが、全くそんなことはなかった。
しょぼいしょぼいと思っていた日本のCGも、今回は全く気にならない。
それどころかゴジラ初登場のシーンでは、心の中で(ぎょえー!)と叫んでしまったほどだ。大人なのに。声に出なくて本当に良かった。
CG技術が向上し、数多のクリーチャーが生み出され、なんだかもう目が慣れちゃったわという感じだったのに、とにかく今回のゴジラは怖くて、そしてキモチワルイのだ。

結局、作品の世界の骨組みを、これでもかというくらに緻密に、厳密に、ぎゅうぎゅうと作りこんでおけば、多少いびつなものを放り込んでも作品の中ではリアルなものとして観客は受け止めることができるってことだろうか。
庵野監督って病的に細かいことに拘る人なんじゃないのかなーって思ったんだけど、どうなんでしょうね。



それからちょっと蛇足なんだけれど、これ海外でも上映される予定でしょ?
この映画をきっかけに石原さとみの人気が出たら面白いなって思ってる。
例えば菊地凛子のほうが海外受けする顔なんだろうけど、日本人の「KAWAII」って感覚からみたら石原さとみのほうが「日本的」かなって。
でも童顔で子供みたいって思われてダメなのかしらねー、「KAWAII」は。

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Huluみてます!

Hulu、堪能してます。
最近はつまんなくてTVはほとんど見なくなっていたんですが。
いやー、いいね!!

「ゲーム・オブ・スローンズ」!!



「ホロウ・クラウン」を見るつもりだったのに~。
そのためのHuluなのに~。
見始めたら続きが気になって気になって、あっという間に第1シーズンを見てしまった。


でもって、ゲースロの第1シーズンを見終わったところでじゃあ「ホロウ・クラウン」見ようか・・・と見始めたのはいいけど、ついうっかりシーズン1から見ちゃった。
ここから始めるとリチャード三世までの道のりが遠くなるけど、まあいいか。

 

とりあえず第一話を鑑賞。
あのー・・・、ベン・ウィショーくん演じるリチャード二世って、あのー・・・なんとなくバカ殿っぽいですね?
ちょっとした仕草とか、柔らかい物腰とかが(こんな感想、しましまさんに怒られてしまうだろうか・・・)。




さて、このように続けざまに「ゲーム・オブ・スローンズ」「ホロウ・クラウン」と見たわけですが、方やファンタジー、方や歴史物(?)。
なのに画像を見ても分かるように、その世界観にあまり違いがないの。



こちらは「ゲーム・オブ・スローンズ」のショーン・ビーン。
「ホロウ・クラウン」に出演してるショーン・ビーンです、と紹介しても違和感なし。
どちらも “お城” だし、“王様” だし、“騎士” だし。
「ホロウ・クラウン」てシェイクスピア作の “Game of Thrones / 王位争奪戦 ” だ、と言ってしまうのは乱暴か。それでもって画面の隅にドラゴンが出てきても気にならないと思うんだよ。

この “お城” で、“王様” で、“騎士” で、という世界だとドラゴンが出ようが魔法使いが出ようが、なんの疑問も持たずにストーリーに集中できるのって不思議。
映像のクオリティの高さ故・・・なんでしょうかねえ。
どこからが現実で、どこからがCGなのか見分けがつかないもんねえ。
映画ではなくドラマなのに!海外のテレビ局、とんでもなく金持ちだな。


でもって、ちょっと脱線しますが、我が国で「ファンタジー」って何かあったっけ? “お城” で、“殿様” で、“武士” なファンタジーね。

ドラゴンはいないけど、そこんとこは「竜」を出しておけばいいよね。
あとは・・・河童とか、天狗とか、妖怪の類いが出てきて・・・。
あれ。あんまり美しくないな。地味だな。泥臭いな・・・。

小説とかマンガで、ぱっと思い浮かんだのは手塚治虫の「どろろ」。
あとは上橋菜穂子さんの「守り人」シリーズと、小野不由美さんの「十二国記」なんてとてもおもしろいんだけど、日本が舞台か?って言うとちょっと違うしな~。

ちょんまげをファンタジーにするのは難しいんだろうか。
いや、ちょんまげにこだわらなくてもいいんだけども。佐藤さんや鈴木さんが活躍するファンタジーは作られないんだろうか。
でもさ、もし作品として素晴らしいモノが出来上がったとしても、映像にしちゃうと一気に嘘くささが鼻についちゃうんだよね、きっと。
あれはなぜなんだろう。
映像のクオリティのせいなのか、それとも何か他に理由があるのか。
なぜなんだよー!





シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ

とにかく登場人物が多い。
なのにそれぞれの見せ場がキッチリとあって、どのヒーローも「ついでに出しておきました」って感じがしない。
もう、そこのところだけで「スゴいねえ~・・・」と感心してしまった。

冒頭のブラック・ウィドウが強いのがいい。
ヒーローものの中の女性って情報収集だったり回復系だったり、男性陣と一緒に戦うのは肉体的に無理って思っていた(思わされていた?)し、添え物になりがちなのに、ブラック・ウィドウ強い!見ていて爽快。このシリーズはどの女性もみんな強くていいよね。


子供の頃、ウルトラマンを見ていて「倒れたウルトラマンの下敷きになったビルの中に人はいないのだろうか?」なんて疑問に思ったことはないですか。
目の前の敵を倒さねば大きな被害がでるだろう。
でも戦うことによって、それに巻き込まれる人々もいるわけで。
巻き込まれた人はその怒りをどこへぶつければいいのか。
果たして正義とはなんなのか。ヒーローものにおける大きなテーマですね。
そこに考えが至ると、その後どう収拾つけるの?ってなっちゃうと思うんだけど大丈夫?

今まで頑張ってきたけど犠牲者も多く出て、世間の風当たりも強くなってきた。にっちもさっちの行かなくなる前に国で管理してあげるから、そうしなさいよ。
・・・っていうのが今回の話のベースにあるわけだ。
賛成派の社長だってすっかり納得はしてないんだろうけど、そこは海千山千。「社長」なんて肩書きを20才(だったっけ)から背負ってれば、正攻法でいかない相手がいるのも分かりすぎるほど分かってるだろうねえ。
なんとかしたい、でも身動きが取れなくて、焦りや苛立ちが見えて、「ああ~、わかるよ~わかるよ~社長~大人って大変だよね」って思いました、私。
ペッパーともうまくいってないみたいだし、ちょいワルオヤジだった社長の眉間にシワが!
疲れているのね、社長。

対してキャップの気持ちにも頷かざるを得ない。
大きな組織に管理されたからと言って、それが正しく機能するとは限らない。管理されてしまうことで、守りたいものが守れない。前作「ウィンター・ソルジャー」で大変な目にあってるんだもんね、キャップは。
第1作目では「軍人」キャプテン・アメリカだったのが、2作目、3作目ではだんだんと「ヒーロー」へと変化してきてるってことかな。

世慣れした社長と、まだまだ若い(若いよね?)キャップの対立。
で、そこにもっと若いスパイディの一言。
・・・なんだっけ。
ちょっとよく覚えていないんでですけど・・・なんかこう、「自分には人を救う力があるのに、それを使わないことで誰かが不幸になるのを見るのはイヤだ」みたいな。
今回の暗いストーリーの中で、彼の言葉が一服の清涼剤のように効きましたね(←良く覚えてないくせに)。
ヒーローの基本心得みたいだね。誰かを救いたいっていう。
それだけじゃダメなんだって、今大人達はもがいているんだけど、それでもこの一言に社長は胸を打たれたんじゃないだろうか。

「スパイダーマン」はサム・ライミ版しか興味がなくて「アメージング」は見てないんですが、次の「スパイダーマン」は見ようかな。初々しさ一杯の今回のスパイディはなかなかいいかもしれない。


あー、おもしろかったね!
次は「ソー」とか「スパイダーマン」、今回初出演の「ブラックパンサー」などが予定されています。
そして、「ドクター・ストレンジ」!
ここまで見てきたのはストレンジ先生見るためだから。
今回「シビル・ウォー」が思いの外良かったので、ぜひ先生にも頑張っていただきたい。

ところでストレンジ先生と言えば、前回の「ウィンター・ソルジャー」で『ヒドラの脅威となり得る人物』として名前があがってたの。
この頃はまだただの脳外科医だっただろうから、きっとヒドラに狙われたらひとたまりもなかったのでは。キャップがヒドラの計画を潰してくれたお陰で、私たちは魔法使いのドクターに会うことが出来るのだ。
ありがとう!キャプテン!



それからもう一つ小ネタを。
ヴィジョンのワンダに対する態度に「あら?もしかして」と思ったんですが、原作ではこの2人結婚するんですよ。
そして、ホーク・アイが元彼なんだって。
原作を知ってる人は、ホーク・アイがワンダを迎えにきたシーンでにやっとしたかもしれないね。

小ネタもう一丁!シビル・ウォーじゃなくウィンター・ソルジャーだけど。
HISHE(How It Should Have Ended)のシリーズ大好き。

ブラック・スキャンダル

ジョニー・デップって若かりし頃は「ナイーブな青年」って風情だったのに、年とともに凄みがでてきて最近はちょっと怖い。
そんなジョニデが演じたジェームズ・バルジャ-、やっぱり怖いよ!目が怖いんだってば!
監督のスコット・クーパーとの話し合いの中でバルジャーの役作りが行われたそうだけど、バルジャーを知る人は「もっと気さくな人間にみえた。あんなに怖くない。」って言ってたっていうんだから、ジョニデ気合い入りすぎじゃない?
神経質そうで、物静かで、でもその静かさが却って不気味。

映画の始めのほうで、「あら!いつアルカトラズから帰ってきたの?」って愛想良くバルジャーに声をかける顔見知りのおばあちゃんにちょっと笑ってしまった。けど、これまた怖い話だ。日本の一市民の感覚としてはあり得なーいって感じ。だってあの「アルカトラズ」だよ!?おばあちゃん、サラッと凄いこと言ったね-。
ここらへんの話を理解するには、アイルランド人の気質だとか、ずーっと遡ってアイルランドからのアメリカへの移民が当時どんなものだったかってところから始めていかないとダメだねえ。映画のストーリーの理解も深まるだろうし。
でも、すごく大変そうなので詳しくは調べませんケド・・・。

移民と言えば、日本でもブラジルへ渡った人が大勢いて、やはりその待遇は過酷だったが、マフィアがどうの・・・って話を聞いたことがないのは日本人の性格のせいなのか、それとも住んだ地域によっての差なのか。これも調べ始めたらとんでもなく時間がかかりそうなのでやめとこう・・・。


バルジャーの幼なじみでFBIのジョン・コノリー役ジョエル・エドガートンがよかった。コノリーのほうにもっとウェイトを置いても良かったのではと思うくらい。
いっそコノリー、主役でいいんじゃない?

映画の中では触れられていないが、FBIの初代長官ジョン・エドガー・フーバーが、イタリア系マフィアを押さえつけることなく見逃していたことで組織が力をつけていったこと。フーバーの死後汚名返上とばかりにFBIがマフィア壊滅に躍起になっていたこと。
まるで彼のための舞台が設えられたよう。
イタリア系マフィアに対抗できる力を持ったジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーとの交渉が可能なコノリーは“チャンスだ”と思ったことだろう。
毒をもって毒を制す。でも、結局その毒に犯されて破滅してしまうんだけど。
男の野心、つかみかけた成功、じわじわと泥に足を取られていつしか身動きができなっていく焦燥感。エドガートンの演技が、コノリーの背中にじっとりと浮かぶ汗さえも感じさせる。
この人、地味でジャガイモ顔だけどいいよね。

バルジャーが犯罪界を牛耳っていたっていうけど、FBIが見逃すことで勢力が拡大していったように思えるし、コノリーの存在がなかったらここまで大物と言われる程ではなかったのでは。
やっぱり、コノリーが主役の話にしたほうがおもしろかったんじゃないのかね~。これ。




ハイ!バッチさん登場でーす!
得意満面で行進してます。まー、かわいいこと。アラフォーなのに。
絶対この金の棒、くるくる回したに違いないね。

今回はジェームズ・バルジャーの弟、ウィリアム・バルジャーを演じています。大物政治家です。
 "Jimmy's business is Jimmy's business..." とコノリーに向かって言うシーン。ここの表情がいい。親愛の笑顔ではなく、拒絶の笑顔。ああ、政治家の顔だねえ!コレが見たいが為に今回映画館に足を運んだと言っても過言ではないです。

今回のストーリーではあまり出番がなかったけど、やはりこの人が州の政界を仕切っていたことで、バルジャーに手が出しづらかったという事実があるようだし、全く無関係とは思えない。映画の中では優しげな笑顔を見せていますが、バッチ氏演じるウィリアムには何か得体の知れないものが感じられる。
愛想が良くてにこやかだけど、腹の底が見えないのね。
兄は犯罪者、弟は政治家。どこからこの兄弟の生き方が分かれてきたのか、これも調べてみたら映画がおもしろくなりそうだけど、・・・今度ねー、時間があったらねー。だって大変そうだし。



ところで以前、あまりの行いの良さにこの人は「聖人」にでもなっちゃうんではないか!?と心配しましたが、実はそれと同時にその行いの良さ故に
Prime Minister of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland
Benedict Timothy Carlton Cumberbatch
(長いなっ!)
になってしまうのではないのか!?とも思っていたのです。時期的には20年後ってところか。
今回の映画を見ていて、その堂に入った政治家振りに、本当にいずれ政界入りしてしまうんじゃないかしらとちょっと心配。

ラブ・アクチュアリー

札幌シネマフロンティアに問い合わせのメールをしたところ、「現状上映が行われるかは未定でございます」と、テンプレなのねって感じの返事が届いた。
未定でございますけど北海道だけ上映がないっておかしいでしょ。
2月までまだ時間があるから待つけどさ!がんばってよ。シネマフロンティア。
もーっとガンバってついでに「ハムレット」もやって。

ホームズさんの代わりに、ここのところ我が家では「コリン・ファース祭り」が開催中。
「高慢と偏見」から始まって、「ブリジット・ジョーンズの日記」「英国王のスピーチ」そして「ラブ・アクチュアリー」。
どれも良かったんだけど、最後に見た「ラブ・アクチュアリー」が予想していたのと全然違っていた。もっとお腹を抱えて笑っちゃうようなコメディーだと思ってたのに、見た後気持ちが「ふわんふわん」して幸せになる映画だった。
クリスマスの夜に劇場で見て、大通りのイルミネーションの中を歩きながらあーおもしろかったね、ちょっとお酒でも飲んで行こうかって言って、(ビールじゃなくて)ワインでも飲みながらenoughってなんだよーいや彼がenoughって思えるんならいいんだけどさー切なすぎるだろー!みたいなおしゃべりをぐだぐだとしたくなるような映画。女友達と。夫はだめだ、彼には「ふわんふわん」が理解できないに違いない。

俳優陣がとにかく豪華。
脇の人たちも「あれ?みたことあるな」という人がてんこ盛りで出演してる。(「ホーキング」のお父さんとか、「ダーゲット」の耳を撃たれてバスタブに落としちゃう人とか)

で、この豪華俳優陣19人によるラブ・ストーリーがそれぞれ展開していくんだけれども、「ああ、わかるわかる」「初恋ってそうだよねー」とかどれにも感情移入できちゃう。

コリン・ファースのお話は、颯爽とお姫様を迎えに行く王子様のよう。この人は、ラブ・ロマンスなストーリーではこういうキャラを演じることが多いのだろうか。なにしろ「キングスマン」で初めてコリンを意識し始めたから、こういう路線なのはちょっと意外。たまたまロマコメ系に偏って見ているだけなのかもしれないけどね。あっ!そういえば「裏切りのサーカス」にも出てたじゃーん!

それから、アラン・リックマン夫妻の話は、自分と年齢が一番近いカップルなせいか考えさせられてしまった。
若い時に出会ってお互いその魅力に惹かれても、時間が経つと肉体や精神は老いるし、惰性もでてくるし、それが変質してくるんだよね。でも、他人から見ればその時間とともに変質したものは、違った輝きにみえることもあるわけで。

途中、「うちのオトウサンは大丈夫かい」とN子に突っ込みを入れられる。
父は(多分)大丈夫。でも、母はカンバーバッチ氏にプロポーズされたら断れないと思う。オトウサンが青い目になってもいい?と答えたが、冗談半分どころじゃなく8割くらい本気だ。

とにかく切なさが残ったのはアンドリュー・リンカーンの話。
見たことあるなーと思ったら「ウォーキング・デッド」で主演してる人だ!この間1話だけ見た!
うーん・・・enoughなの?enoughって思うしかないもんね。でも切ないな~・・・。
この辺は誰かと語り合って心を落ち着けたい。お酒を飲みながら。誰かって言っても夫じゃだめなんだけどね。





マーティンのは・・・一体なんの撮影なのさ・・・?
でもスタンド・インだしね・・・上半身と下半身で別々にビジネス・ライクでいいんだよね・・・。いろいろとアレな体勢のままで、前だったり下だったり上だったりする女性と会話するのが可笑しい。
「胸揉んで」って指示を出された時に、「手が冷えてるから」って言いながらはあーって息を吹きかけて両手をゴシゴシして温めてから胸に手を添えるのが、彼の優しさ・心使いを感じられていいなって思った。いろいろアレな現場だけど。




他にもあるけど、コリンの話とアンドリューの話が好きだな。
もう年齢的に恋とか愛で気持ちが揺れ動くことはそうそうないけど、たまに「ふわんふわん」な気分になるのもいいね~っていう映画でした。

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